原因:女子カースト
女子カーストとは
一つの集団において、そこに属するメンバーそれぞれが、その集団にしか通じない基準でお互いを暗黙のうちに格付けしあい、その序列の認識と共有が行われる。これを日本型カーストとしてこの本では定義しようと思います。
その集団における強者・弱者が「その場の空気」でメンバー全員に共有され、その結果、各人の行動まで限定されます。
女同士の間に生じるカーストを、この本では総称して「女子カースト」と呼んでいます。
格付けしあう女たち「女子カースト」の実態 白河桃子
女子カーストのものさし
- 恋愛カースト
- 外見カースト
- 社会的ステータス
恋愛カースト
恋愛カーストとは彼氏がいる、いない。またどんな彼氏かで集団内の順位が決まるものであります。
一番婚活中にマウンティングされやすいカーストと言えるでしょう。
外見カースト
外見カーストとはどれだけ自分にてをかけているのか。
どれだけ美容や持ち物にお金をかけているのか、かけることができるのかで順位がきまります。
社会的ステータス
社会的ステータスは自分だけでなく、夫や子供もふくまれます。
社会的なステータスが上であっても、上位とは言えないところが女子カーストにはあります。
自分のことだけでなく、夫の社会的地位や子供が良い学校へ通っている等女性自身のランク以外で決まってしまうものでもあります。
カーストができる場所とは
カーストは自分が所属している場所でしばしば発生します。
職場、高校の同級生、大学の同級生、ママ友等それぞれの所属する場所に存在し、その場ごとに地位も変わっていきます。
女同士のマウンティング
オスの孔雀がメスに美しい羽根を広げて自分の性的な魅力をアピールするように、女同士は会話中、持ち物などで、まず「所属コミュニティ」をはっきりさせ、犬同士が匂いを嗅ぎあうように「仲間かどうか」を確認します。それから、さりげなくマウンティングすることで相手よりも自分のほうが立場が上さらに言えば「幸せ」であることを示します。
格付けしあう女たち「女子カースト」の実態
女子カーストが生まれる原因
カーストが生まれる原因は生まれる場があるということです。
スクールカーストをなくすためには、クラスをなくしたりと「場」をなくすことが重要と言われています。
カーストする場がなければカーストも生まれず、避けて通ればカーストに苦しめらることもありません。
女子カーストが生まれる集団
- ヒマがある集団
- 狭くてぬるい均質な集団
- 逃れられない集団(会社、ママ友)
- 「悪の種」が集団に紛れ込んだ場合
ヒマがある集団
受験勉強や学校の授業また仕事がハードな集団にはカーストは生まれません。
それぞれ自分のことに精一杯でカーストを作っていじめをするヒマがありません。
各自ヒマがない集団ではカーストを作る余裕がなく、女子カーストとはヒマがある集団が生むのです。
狭くてぬるい均質な集団
個人の実力が成績に反映されず、年功序列の会社などのぬるい集団ではカーストは発生しやすいです。
成果や実力でなく多様性がない均質な集団ほど小さな差で大きく格付けに利用してしまいます。
逃れられない集団(会社、ママ友など)
会社は辞めることができなかったり、ママ友では子供を人質にとられその集団から逃れられないことがあげられます。
そのような集団でもしばしばカーストが発生します。
「悪の種」が集団に紛れ込んだ場合
集団に負けず嫌いで競争が好きという人が紛れ込むとカーストが発生してしまいます。
悪の種はその人なりの価値観やルールで格付けを周りに押し付けます。
よそから見たら間違っていることでも、その集団からしたら正しく、合わせられない方がおかしいとなってしまうのです。
女子カーストから抜け出す方法
- 複数の足場を持つこと
- 問題解決能力を持つこと
- 自分を肯定すること
複数の足場を持つこと
自分の居場所を複数持つことにより、一つの集団の中での位置に苦しめられることがなくなります。
集団によって順位は変わってくるので、趣味の場所や自分だけの場所など複数の足場をもつことが良いです。
問題解決能力をもつこと
なにか問題があったときに、解決策を考えだしチャレンジしゴールに最短でたどり着くためにとても重要な能力です。
問題解決能力をもつことで、その逃れられない状況から逃れるすべを考え出すことが出来ます。
自分を肯定すること
マウンティングを無くすためには、自己肯定感を上げることが大切です。
マウンティングをする側、される側どちらにも共通している心理は自己肯定感の低さがあります。
自分に自信がなく不安でたまらないから人と比べ、自分より劣る人を見つけては安心材料にしているのです。
マウンティングするの心理
- 自己肯定感の低さ
- 劣等感が強い
- 自身の無価値観がある
- 自分がダメだという感覚がある
- 自分は凄いとみせようとする
自己肯定感の低さ
マウンティングをしてしまう原因に自己肯定感の低さがあります。
劣等感が強く、無価値観がありここに生きていてはいけないという感覚がある場合が多いです。
相手よりも自分が優位であることを確認し自分を保っています。
自己肯定感が高い人は、自分はこのままここにいてよいという感覚があるので人と比べる必要がないのです。
自分がダメだという感覚がある
自分がダメだという感覚がある。 元々自己評価が低いので相手と比べたときに差があると思い、マウントをとることにより相手と同じ位置になろうとするのです。
自己肯定感の低さの原因
自己肯定感の低さは成育歴が大きく影響しています。
幼少期に親から何をせずともその存在を認めてもらえることや、何かを頑張って褒めてもらうことを経験し、会得していくものであります。
この経験が乏しいと自己肯定感が低くなってしまいます。
マウンティングされない方法
- 相手と圧倒的に差をつける
- 自分を磨く
マウンティングされる場合、相手からなめられていることが多いです。
人は絶対に勝てない相手にはマウンティングすることはありません。
マウンティングされないようにするためには相手より圧倒的に自分の方が優位になる必要があります。
こいつには勝てないと思わせ、自分自身を磨くことでマウンティングされないようにしましょう。
マウンティングじゃない場合がある
自己肯定感が低いとマウンティングされたと勘違いしてしまう。
自分が出来ないことを相手がしていたりするとマウンティングされたと思ってしまう。
自分を磨く
自己肯定感が低いと相手にとってはマウントではないことでもマウンティングされたと思ってしまいます。
そのように感じないためにも自分を磨くことにより、マウンティングをされても痛くもかゆくもならなくなります。
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参考文献
格付けしあう女たち
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詳しくは参考文献を読んで、女子カーストを学んでみてください。
なぜ女性はマウンティングがされるのか、どのような事がマウンティングなのか分かりやすく事例を挙げて解説されています。
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