死別の乗り越え方【映画ラビットホール】

誰にでも忘れられない人や出来事ってありますよね。

大好きだったあの彼や彼女。そんな大好きな人との別れはとっても辛いものです。

仏教の世界でも愛別離苦といい、現世に生きる私たちの苦しみの一つであると言われています。

そんな苦しみとどう向き合えばよいのかを教えてくれる映画をご紹介しましょう。

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ラビットホール

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あらすじ

ニューヨーク郊外の閑静な住宅街に暮らす、妻ベッカと夫ハウイーのコーベット夫妻。彼らの幸せな生活が一変したのは8か月前。一人息子ダニーが道路に飛び出し交通事故に遭い、わずか4歳でこの世を去ってしまったのだ。それ以来、2人の心には埋めようのない喪失感が生まれていた。前に進もうとするハウイーとは対照的に、心乱れるベッカは周囲にも辛く当たり散らす。そんなある日、彼女は息子を轢いた高校生ジェイソンを偶然見かけ思わず尾行してしまう…

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

最愛の息子を亡くした母の苦しみ

ベッカは最愛の息子を交通事故で亡くしてしまい一人喪失感にさいなまれていました。周りの人は元気をだしてほしいと色々声をかけたりとアプローチをするのですが彼女には響きませんでした。

大切な人を失った彼女にしかわからない苦しみがあるのです

ベッカの母も息子を亡くしていた

悩み苦しむベッカを目にし、あなたにこの苦しみはわからないと言い放たれてしまうベッカの母。しかし、彼女も息子を亡くしている母親なのでした

亡くした理由や年齢は違えど、大事な息子に変わりはありません。

ベッカの母も苦しみ悩み続けていましたが、彼女はその苦しみとの向き合い方をベッカに教えるのでした。

大切な人を失った苦しみとの向き合い方

ベッカの母の教えとは

ベッカの母は息子を失い悩み苦しんでいる娘に対してこう言いました。

抱えきれないくらいの大きな石も時がたてばポケットに入るくらいの小さな石ころになる。決してなくなりはしないけれど。

この物語のメッセージはここに集約されています。

失った苦しみや人に対する憎しみとどのように向き合っていくのかを教えてくる映画です。

決してなくなりはしない痛み

その辛い気持ちも決してなくなりはしたいけれど、いずれポケットに入るくらい、小さく小さくなってきます。小さくなったときは軽すぎて気がつかず、入っていることさえ忘れているときもあるはずです。

今は石が大きすぎて何も見えないかもしれません。周りの人も言葉もなにも入ってこないことでしょう。

でもいつか石が小さくなって、ポケットに入って気が付かなくなる時が必ず来ます

忘れなくて大丈夫

辛い、この気持ちを忘れたい。忘れたいのに忘れられない。とっても辛くてしんどいですよね。嫌な出来事があった場合もなかなか忘れられず辛い思いをしている人もいることでしょう。

忘れなくて大丈夫です。忘れられないと悩む必要はありません。失恋ならばそれだけ本気で大好きだったんです。忘れられなくて当たり前。

たまに考えたり、思い出したりしていいんです。思い出して辛くなる時は気持ちに正直に泣いてしまいましょう。

誰かに聞いてもらうのでもいいです。

今はつらくて仕方がないことでも、いつか時がたてばわかることもあります。

ベッカは悲しみから脱出できたのか

母からポケットに入る小石の話を聞いたベッカは果たして、周りや事故を起こした加害者と向き合うことができたのか。

最後に加害者と対面するシーンでベッカは何と答えたのか是非ともご覧ください。

まとめ

私自身、失恋した当時はとても辛かったです。どうにかなってしまうんじゃないかと思うくらいしんどかった時がありました。

でも今はとてもいい思い出です。色々なことを教えてくれた、経験させてくれた彼にすごく感謝しています。

あの時があるから今の私があるのです。

石ころになるまで、ポケットに入るくらいになるまで、その時まで焦らないでゆっくりと流れに身を任せましょう。

いっぱい気持ちを吐き出して、おいしいご飯を食べましょう。

泣きながらでもいいです、今日できることから始めてみよう。

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