暴力をふるう理由
- 攻撃モデルがある
- 家庭内暴力があると暴力が増える
- テレビによる暴力性の影響
- ゲームと暴力性
- 前頭葉仮設
- 衝動性と攻撃性
- バランスが悪いと攻撃的になる
- 男女の攻撃性の違い
- 虐待やネグレクトの影響
- 力関係の差と集団の正義
攻撃モデルがある
幼児期から両親に暴力でしつけを受けるとそれが攻撃モデルになります。
他人を攻撃して支配するということを学習するのです。
家庭内暴力があると暴力が増える
赤ちゃんのときに家庭内暴力を見るだけでも、小学生に上がった頃から暴力が増えてきます。
怒鳴られることも暴力を受けたときと同じような影響があるます。
子供の正しいしかり方
子どもを暴力的にしないしかり方は「負の罰」を使うと良いです。
「負の罰」とは罰として何かを取り上げることで、反対に「正の罰」とは罰をあたえることです。
例えば、「負の罰」はゲームの時間を減らす。「正の罰」は勉強する時間を増やす等。
テレビによる暴力性の影響
テレビ番組で暴力シーンをよく見る人は、暴力が増えていきます。
暴力の描かれ方が重要で、暴力が正当化されていると暴力が増えます。
暴力によって不幸になる場合は暴力が減ります。
ゲームと暴力性
暴力的なゲームをすることにより、他者への援助活動が減り、暴力に対する抵抗感が弱まります。
また、難しいゲームでクリアすることが出来ずフラストレーションがたまると攻撃性が強まります。
前頭葉仮設
攻撃的な人は脳に何らかの損傷があり、前頭前野から辺縁系へ上手く抑制指令が行っていないために情動反応を抑えることができないと考えられているのです。
衝動性と攻撃性
暴力には衝動性と攻撃性が関わってきます。
衝動性はセロトニンやドーパミンが関係しているが、衝動性が強いからと言って攻撃性も強くなるわけではありません。
バランスが悪いと攻撃的になる
生物的な要因としてとくに男性ではセロトニン、テストステロン、コルチゾールのバランスが悪いと攻撃的になります。
男女の攻撃性の違い
男性(オス)は内側にある資源(メス、子供)を他のオスから護るために直接的に攻撃を外側へ向けます。
女性(メス)は資源(オス、子供、食料)を護るために間接的に仲間のメンバーに向けて行います。
女性が直接的に攻撃をして戦闘に加わることは、自身の安全が脅かされるので間接的な攻撃(仲間外れ)を行うのです。
虐待やネグレクト
親と正しい愛着を築くことが出来なかった子どもは、社会性を身に着けることが難しくなります。
また、恐怖に反応する脳の発育が悪くなるのです。
力関係と集団の正義
権力差があると暴力的になるわけではなく、そこに集団としての正義が含まれると暴力的になる。
罰を受けて当然であるという意識が集団内にあると暴力が増えていきます。
参考文献
ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか【電子書籍】[ 川合伸幸 ] 価格:715円 (2023/6/5時点)楽天で購入 |
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